2017年7月5日 ブログ 広島建具屋 バンクラのこだわり木工機械の紹介4 blogNo.25 こんにちは! 施工管理担当の西本進之助です(^_^) 前回に続き、工場設備のご紹介をさせて頂きます! 今日は、職人さんの作業風景の動画も載せていきます。 前回までの記事はこちら↓ バンクラのこだわり木工機械の紹介1 バンクラのこだわり木工機械の紹介2 バンクラのこだわり木工機械の紹介3 油圧角ノミ穴開け加工機 前々回ご紹介した、 NC穴開け加工機と同じ加工をする機械です。 NC穴開け加工機は全自動で動きますが、 位置決めの複雑な加工は、 この機械で手動で行います。 先端には、こんな角型のキリが付いています↓ これを“角ノミ”と呼びます。 予め、材料の加工する位置には印をして、 材料をセットして加工開始します! 写真には写らないくらいの、 細~い刃物で印を付けているので、 よく見て、慎重に位置決めして、穴を掘ります。 穴が開く瞬間をぜひ見てください! https://bankura.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/520583553.142292.mp4 動画が再生できない方はこちらから↓ 520583553.142292 回転する刃物で、 四角い穴が開けられるんです\(゜ロ\) 下の写真で、 職人さんが右手でレバーを下げているのが見えますか? このレバーを下げて、角ノミを動かします。 動画でも、簡単に穴が開いているように見えますが、 油圧の力がすごいので、 サクッと空いているように見えるだけなんです! 油圧の機械が無かった時代は、 このレバーにぶら下がって穴開けをしていたとか。。。 この穴、何に使うの? 今回開けた穴には、 ほそ取り加工機で付けた“ホソ”を 差し込んで、組み上げていきます。 職人の技術 全自動で動く機械も導入してはいますが、 状況によって、手動の機械を使用したり、 時には職人さんの手作業で加工することもあります。 機械だけでは対応できない複雑な作業は、 やはり手作業でないとできません。 一人前の建具職人になるのに必要な年数は、 10年と言われています。 かたちにするだけなら、 3年ほど仕事すればできます。 ただ、木の特性を理解して、 現場でどう付くかを考えながら、 “本物”をつくる為にはそれ相応の時間がかかります。 世の中がどんどん便利になっていく中で、 肌で感じて、 経験と勘を鍛えながら モノづくりをする伝統の仕事です。 若い世代の人が憧れる職業になるといいな~(*^_^*) なんて考えてます^ ^