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2017年6月5日
ブログ
木製建具 ~障子の魅力とは~ blogNo.16
こんばんは^ ^
施工管理担当の西本進之助です!
本日は、普段和室で何気なく目にする、
障子の魅力をお伝えしようと思います!
内障子
障子には、大きく分けて2種類の用途があります。
1)部屋と部屋を仕切る、間仕切障子
2)サッシの内側(部屋側)につける、内障子
今回は、この障子について考えてみたいと思います!
日本の家と言えば和室。
和室と言えば障子。
なんてイメージですよね!!
一説によれば、この和風の家造りが、
日本人特有の優美な礼儀作法を作ったと言われています。
優美な礼儀作法を作る理由とは?
古来より日本の家屋の内部は、襖や障子で部屋が仕切られていました。
これらは壊れやすいがために、
室内における礼儀作法を優美なものにさせたと、
ある歴史学者もおっしゃっています。
諸説あるかとは思いますが、
同意しないわけにはいかないです。
この繊細な空間に、和紙からこぼれる穏やかな光は、
想像しただけで和の贅沢を感じることができますよね!
魅力1“直射日光の眩しさを和らげる”
半透明の和紙を貼った障子は、
直射日光を約40%~50%透過させます。
障子さし込んだ光は拡散し、
部屋全体を明るくします。
奥の方は薄暗く、窓際は適度に明るく、
絶妙なコントラストを演出します。
魅力2“断熱効果+結露防止”
障子の熱貫流率は、
実は単体ガラスより低いんです。
サッシ内につけることで、
外からの熱気・冷気を防ぐとともに、
室内の暖房による湿った空気によるサッシの結露も防止してくれます!
他にも、自然素材のぬくもりを感じることができたり、
自然な吸湿性により、室内の温度変化をおさえてくれます。
日本の気候に適した建具
本当はまだまだたくさんお伝えしたい
障子の魅力はありますが、
長くなりすぎちゃうので、この辺にしておきます。
今日知って頂きたかったのは、
日本で愛され続けている、伝統の“障子”は、
四季があり、
湿度の高いこの風土に
適したものということです(^_^)
先人の知恵によって根付いた伝統に、
作り手の真心をブレンドした製品を
これからも造り続けていきたいものです。
~よりこだわった伝統技法~
通常の障子に伝統技法を加え、
目には見えないこだわりを加えることもできます。
↓こちらの記事もご覧ください(^^♪↓
ブログ:敷桟とは? ~伝統技法~