2017年6月15日 ブログ 敷桟とは? ~伝統技法~ blogNo.20 こんばんは! 施工管理担当の西本進之助です(^_^) 今日は、建具の伝統的な技法を一つご紹介します! 敷桟(しきざん) 敷桟とは、 框(かまち)が敷居との摩擦で すり減って狂わないように するための物です。 ↓この部分のお話しです↓ 長い年月と共に、 建具の下端も敷居も、 すり減ってしまい、動きも悪くなってきますよね。 それを軽減してくれる伝統技法。 それが敷桟です!! 木口から見ても見えず、 正面から見ても敷居の溝の中に 入っている部分なので、 見えません! ※画像クリックで拡大できます 少し分かりにくいですが、こんな感じ↓ この加工をきれいにするのは、 熟練の技術を要します。 こちらのお宅は、 築25年を超えていますが、 建具も敷居もかなり綺麗な状態です。 敷桟には桜などの硬い木が使われます。 住宅環境の変化 金属建具の普及や 洋風化による量産品ドアの進出と、 ここ十数年で 木製建具を取り巻く環境は激変してきました。 こだわりの木製建具を使って頂く機会は、 少しずつ減ってきているのは事実ですが、 「建具は家の衣装やね!」 「建具で部屋の雰囲気が全然違うね!」 と、喜んでくださるお客様もたくさんおられます^ ^ そんな、弊社の製品を可愛がってくださる お客様に感謝して、 これからも、 “本物” を提供できるよう、 技術の継承も含め、 日々成長していきます!!