2020年10月2日 ブログ 地域の子どもたちの為に! ~建具職人がつくるトンボ~ blogNo.49 皆様こんにちは! 営業担当の西本進之助です! この度は、 地域の小学生ソフトボールチーム “安ウィングス”様に ご依頼頂き、 グランド整備用のトンボを製作しました。 追記!!(2020.11.9) なんとなんと!! 2020年11月8日に行われた 全国大会の予選の県大会の決勝戦に進出され、 全国大会への切符を手にされたそうです(^^♪ ⇓安ウィングスさんのホームページはこちら⇓ 安ウィングスHP♪ 強度・耐久性 +使いやすさを追求 グランド整備で使用するということは、 地面に強く押し当てたり、 擦ったり、 時には雨に濡れ、 夏の炎天下にもさらされるので、 かなりの“強度”と“耐久性”が必要となります。 ①”材種”の選定 対候性と耐久性のある材料として、 この度は、ヒバを採用しました。 ヒバの特長についてはこちらのblogをご覧ください。 油分が多く、耐水性に優れた材料で、 重量も重たすぎず、手触りが滑らかな材料です。 耐水性に優れていることから、 山口県にある錦帯橋にも、ヒバが使われています! ②形状の設計 太い材料を使用すれば強度は増しますが、 使いにくくなってしまいます。 強度と使いやすさのバランス、 使用する人の安全性を考慮し、 各部材の寸法と、 より頑丈になる形状を設計していきました。 製作途中で修正を加えながら、 無事完成しました(^^ 持ち手の先端部分には、 子どもでも持ちやすく、 引く時に引っ掛かりになるよう、 加工を施しています。 モノ作りを通して伝えたいこと このようなトンボなどは、 普段当たり前にグランドに置いてあり、 何気なく使っているものです。 私も幼少から野球をしており、 恥ずかしながら、何も考えることなく使っておりました。 ですが、普段当たり前に使っている物は、 誰かが、使う人の為に知恵を出し、 工夫をこらして作り上げたものだったりします。 本物のモノ作りをすることで、 「あ、こんなに丁寧に作ってあるんだ」 「こんな気遣いがしてあるんだ」 と、少しだけ作り手のことを想像していただけることを 願っております。 モノ作りを通じて、 身の回りの人や物に、 感謝する気持ちを持つ。 そんな時間を少しでも作れると信じています(^^ (決して、弊社のモノ作りに感謝して!と言っているわけではありません笑) 弊社の仕事は、 “物を作る”ではありません。 ”モノ作りを通じて、人の生活を豊かにする”ことです。 これから大きく成長していく子どもたちに、 モノ作りを通じて 少しでも気付きを与えられるよう、 精一杯の技術を使って製作しました。 いよいよ、明日納品です。 永く使っていただけることを願って(^^♪ このトンボの製作実績もぜひご覧ください!