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地域の子どもたちの為に! ~建具職人がつくるトンボ~ blogNo.49

皆様こんにちは!
営業担当の西本進之助です!
この度は、
地域の小学生ソフトボールチーム
“安ウィングス”様に
ご依頼頂き、
グランド整備用のトンボを製作しました。
追記!!(2020.11.9)
なんとなんと!!
2020年11月8日に行われた
全国大会の予選の県大会の決勝戦に進出され、
全国大会への切符を手にされたそうです(^^♪
⇓安ウィングスさんのホームページはこちら⇓
安ウィングスHP♪  

強度・耐久性 +使いやすさを追求

グランド整備で使用するということは、
地面に強く押し当てたり
擦ったり
時には雨に濡れ
夏の炎天下にもさらされるので、
かなりの強度”“耐久性”が必要となります。
①”材種”の選定
対候性と耐久性のある材料として、
この度は、ヒバを採用しました。
ヒバの特長についてはこちらのblogをご覧ください。
油分が多く、耐水性に優れた材料で、
重量も重たすぎず、手触りが滑らかな材料です。
耐水性に優れていることから、
山口県にある錦帯橋にも、ヒバが使われています!
②形状の設計
太い材料を使用すれば強度は増しますが、
使いにくくなってしまいます。
強度と使いやすさのバランス
使用する人の安全性を考慮し、
各部材の寸法と、
より頑丈になる形状を設計していきました。
製作途中で修正を加えながら、
無事完成しました(^^
持ち手の先端部分には、
子どもでも持ちやすく
引く時に引っ掛かりになるよう、
加工を施しています。

モノ作りを通して伝えたいこと

このようなトンボなどは、
普段当たり前にグランドに置いてあり、
何気なく使っているものです。
私も幼少から野球をしており、
恥ずかしながら、何も考えることなく使っておりました。
ですが、普段当たり前に使っている物は、
誰かが、使う人の為に知恵を出し
工夫をこらして作り上げたものだったりします。
本物のモノ作りをすることで、
「あ、こんなに丁寧に作ってあるんだ」
「こんな気遣いがしてあるんだ」
と、少しだけ作り手のことを想像していただけることを
願っております。
モノ作りを通じて、
身の回りの人や物に
感謝する気持ちを持つ。
そんな時間を少しでも作れると信じています(^^
(決して、弊社のモノ作りに感謝して!と言っているわけではありません笑)
弊社の仕事は、   “物を作る”ではありません。
”モノ作りを通じて、人の生活を豊かにする”ことです。
これから大きく成長していく子どもたちに、
モノ作りを通じて
少しでも気付きを与えられるよう、
精一杯の技術を使って製作しました。
いよいよ、明日納品です。
永く使っていただけることを願って(^^♪  
このトンボの製作実績もぜひご覧ください!