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どんな材料で建具を作れるの? blogNo.19

こんばんは!
施工管理担当の西本進之助です(^_^)
前回に続いて、材料についてお話します!
木材の種類は数えきれないほどあります。
なので今日は、材料選びの参考になるよう、
よく使う材料の特徴を簡単にご紹介します。

桧(ヒノキ)

ヒノキは言わずと知れた高級品ですよね!
質の良い物は、神社仏閣にも使用されるほどで、
水に強く、狂いにくい材料です。
伐採後から強度が増し、
100年はもつ木材としても知られています。
ヒノキで製作した建具は、
柔らかく、かつ丈夫な製品に仕上がります。
とても刃切れが良く、カンナで削るのが
すごく気持ちのいい材料です。
白っぽいような淡いピンクのような、優しい色をしています。

杉(スギ)

日本一高い山は富士山。
日本一高く育つ木は??
です!!
日本で一番植えられている木で、
木材として最も使われています。
杉の特徴はなんといっても、軽くて柔らかいことです。
そのため、
現代のような大型の機械がなくても加工が容易だった為、
古来より重要な木材として重宝されてきました!
重たい木材に比べ、細胞と細胞の間が大きく、
たくさんの水分や温度を吸収することができて、
木材としての利点をより多く得られるわけです^ ^
また、上で紹介した「ヒノキ」や
これから紹介する「ヒバ」と同じく、
特有の芳香がある為、
香りを楽しむこともできます!!
柔らかい為、傷もつきやすいです・・・。
なので、傷がつきやすいのが気になる方は、
「ヒノキ」や「マツ」を検討されても良いかもしれません。

タモ

プロ野球のバットの材種でも知られる
“アオダモ”もこのタモの一種です!
つまり、硬い木材です。
淡い色をしており、
黄色みがかった、赤褐色から薄茶色をしています。
家具を製作したり、
タモの積層材でカウンターにもよく使われます。
部屋の雰囲気を明るくしてくれるような材料です!

ヒバ

油分が多く、
極めて耐水性に優れた、腐りに強い材料です!
ヒノキ科の木材で、
黄色みが強く、年輪幅の細かい美しい材料です。
耐水性に優れた材料ということから、
錦帯橋にもヒバが使われているそうです。
私が建具屋の見習いを始めた頃、
親方と訪問させて頂いたお宅の障子を見て、
衝撃を受けたことがあります。
取付して数年経った障子だったのですが、
すごく穏やかな雰囲気で“凛”としていました。
そのお宅を出た後に親方に聞きました。
私「さっきの障子の材料って何ですか?」
この時初めてこの材料の事を知りました。
親方「あれはヒバって言う材料で造らせてもろーたんよ。」
あの時の衝撃は今でもよく覚えています。
木目の細かい穏やかな美しさを感じました。

木材と共に生きる

紹介させて頂いた木材は、
普段使用する木材の中でもほんの一部です。
今回お伝えしたかったのは、
どの材料が良くて、どの材料が悪い。
ということではなく、
それぞれの木材の特徴をよく知ることで、
より理想の空間を手に入れ、
毎日手に触れる建具を、
最適かつ最高の物にしてほしかったからです!
これからもお客様の幸せのお手伝いができるよう、
バンクラ“Quality”をより伸ばし、
守っていきたいです(^_^)