2017年9月14日 ブログ 木製建具でサッシ??~木の温もりを存分に味わう~ blogNo.29 こんにちは! 施工管理担当の西本進之助です(^^) 今日は、木製建具で造るサッシについて♪ 皆さんの家にも、 サッシがありますよね! サッシといえば、アルミ製。 そんなイメージが強いと思います。 アルミサッシもさまざまな種類があり、 高性能の製品も多々ありますので、 すごく良いものだと思います。 ですがですが。。。 「どこの家も、窓は似た感じ。」 そんな風に感じるあなた!! ぜひ今日のブログを読んでください(^^♪ 木製建具でサッシを造るメリット・デメリット メリット① 断熱性能が高い アルミサッシに比べて熱伝導率が低く、木部が結露する心配がありません! メリット② 調湿効果に期待できる 湿度が高くなると湿気を吸収し、湿度が低くなると湿気を放出します! 木材の湿度調整機能については前のブログに詳しく書いていますので是非ご覧ください(^^) メリット③ 素材の風合いにより暖かみを感じられる 『木』という素材が持つ、独特の質感や優しい風合いが楽しめます。 この木材の風合いは、他の素材ではなかなか実現できないものです。 メリット④ 防火性能 これ、すごく意外ですよね? え?そうなの?? 。。。と思ってください(笑) 意外にも木材は火に強いのです! 火災が起きた場合、一気に燃えるのではなく、炭化しながらじりじり燃えるので、アルミよりも強度を保つ時間が長いと言われています! 弊社での取り扱いはありませんが、防火地域向けに認定を受けた製品も出ています。 ではでは、ここからはデメリットを紹介していきます。 良い所もあれば良くない所もあります。 包み隠さず話していきましょう。 デメリット① 定期的なメンテナンスが必要 メンテナンスフリーに近いアルミサッシと違い、木製サッシはメンテナンスが必要です。 お施主様でできることもあれば、業者が必要となるメンテナンスもあります。 雨風が当たる環境下で塗装が剥がれると、木材の劣化につながりますので、定期的にチェックする必要があります。 また、木材は常に呼吸しているので、反りや捻じれが出ることもあります。レバーやハンドルなどの操作性についても確認しなくてはなりません。 デメリット② 気密性・水密性 上で述べたように木材には動きがあるので、ある程度の『余裕』が必要です。 気密材も昔に比べるとかなりいろいろな種類の物があるので、可能な限りの対策はできますが、完全に気密を確保することは難しい所があります。 建具だけでの気密が難しい時は、造作枠の仕様も検討して空気・水分の侵入を防ぐ対策をしたいところです。 この辺のご提案は、弊社の経験からいろいろとできます(^^♪ デメリット③ 値段が高い 正直、それだけの価値があるものと思っているので、あまりデメリットとは感じていませんが。。。 外部に取り付けて、防犯性能を確保することも重要なので、材料も大きめ(特に厚み)の物を使います。なので、材種にもよりますが結構なお値段がします。 木製サッシは優しい風合いと質感が魅力 かつての日本の住まいは、 部屋と部屋は、壁ではなく障子や襖で仕切られていて、 すべての障子や襖を開けると、 空間が一つになり、風通しの良い造りになっていました。 通気性が良く、気密が低い住まいであったため、 湿度が高い日本においても結露の心配はありませんでした。 しかし現代では暑さ寒さをしのぐために、 断熱性・気密性を高めた住まいが主流になっています。 気密性能が高くなった住宅では、 湿気の逃げ場がなく、結露の発生が問題となっていました。 その点、木製サッシは、 外気温の影響を受けにくく、 結露の心配がありません。 木製サッシはこのように、 かつての日本の住まいを思わせる、 優しい風合いや空気の質感を楽しめる、 大きな魅力のある製品です! 先日、幅5Mの大開口に、 素敵な木製サッシを取付させて頂きました! 是非、この物件の施工実績もご覧ください(^^♪